AVR ATMega16 MCUを使用して作ったステッピングモーターを利用したライントレーサー開発キットです。
ATMega128は内部にロム(ROM)とラム(RAM)を内蔵し、内部装置としてAD Converterを内蔵しているため、複雑な回路構成をせずにシステムを設計することができます。

また、ISP (In System Programming)ポートに対応しているため、個人が高額の装置を用意しなくても開発することができます。

コントロールボードにはATMega16の全ポートを10 Pin HeaderBoxで接続し、他の製品を開発する場合にもご使用できるように設計されています。

本製品はAVR MCUの開発環境を容易に備えて学習することに役立てるために、ライントレーサーの基本動作、ソース、回路図、講座などを含んでおり、誰でも容易にライントレーサーを作ってプログラミングできるようにしました。


< イメージ : KR-SL16-C >

製品仕様
- MCU : ATmega16-6PI (40ピン DIPタイプ)
- クロック : 16Mhz X-tal採用
- 寸法 : 120 * 110 * 60
- 電源 : 9V DC

動作確認用LEDランプ
スイッチ(2個A)内蔵
6ピンISP端子内蔵
リセットスイッチ内蔵

KR-SL16開発キット構成品
- ATMega16 の開発ボードと部品
- センサーボードと部品
- アルミボディ(ステッピングライントレーサー用)
- ステッピングモーター 2個、ステッピングモーターコントローラー(AM-CS2P)内 蔵
- ボールキャスター(13mm級)
- アルミキャスター
- 器具固定物(サポーター、ネジ、ナットなど)
- コネクタ類 (センサーボード接続用コネクタ、モーター接続用コネクタ(2個)、 9Vバッテリー接続用コネクタ)

1. Mega16のコントローラーボードを半田付けします。
   注意事項 : Mega16ボードを開発用として使用する場合や、ライントレーサーのソースを変更してダウンロードする場合は、C711を半田付けしないで開発が完了した後に半田付けを行ってください。

2. センサーボードを半田付けします。
   注意事項 : 赤外線センサーの発光部と受光部を確認した上で半田付けをしなければなりません。LEDランプの色が透明になっているものが発光部で、黒色が受光部です。それぞれの+ 端子にリード線が長い部分を接続します。受光部の場合、色が不透明になっているため、先にリード線を切ると区別できなくなります。注意して半田付けを行ってください。

3. 器具部を組み立てます。
   組立説明書を参考にして、モーターにコネクタを接続します。アルミボディにボールキャスターを組立てから、サポーターとモーターを組み立てます。モーターの場合、組立をした後、必ず固定用アルミカバーを組み立てます。

4. センサーボードを先に組み立てた後、Mega16コントロールボードを組み立てます。

5. バッテリーを接続してアルミボディに両面テープをもって固定させると組立完了です。

6. 明るい床面(白い紙)の上に、黒い絶縁テープでラインを作り、その上を走行させます。現在提供されるライントレーサーソースの場合、白色におけるセンサー値を認識させるために、ラインの外側から出発させるようになっています。